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AIの“正しい使い方”を探すのをやめた——面倒くさいことを、言葉にするところから始めればいい
「AIがすごいのはわかった。
で、私は結局、何に使えばいいんだろう」そう感じて、立ち止まったことはないだろうか。
便利だと聞くたびに新しいツールを試し、使い方の記事を読みあさり、それでも「自分の仕事にどう活かすか」だけがわからない。
かつての私がそうだった。
でも、あるとき気づいた。
私は「正しい使い方」という正解を、探しすぎていたのだ。
今日は、その正解探しをやめてから、私がずっと回している、たった一つのシンプルなやり方の話をしたい。
「すごいツール探し」に、時間を溶かしていた
AIとの付き合い方がわからないのは、能力が足りないからではない。
多くの人が、いちばん大事な一歩の手前で止まっている。
「完璧な使い方」を先に知ろうとして、動き出せずにいるのだ。
でも、考えてみてほしい。
誰かが用意した「正しい使い方」は、その人の仕事のためのものだ。
あなたの毎日の、あの地味に面倒くさい作業に、ぴったり合う保証はどこにもない。
だから、正解は探すものではなく、自分で作るしかない。
そして、その入り口は、驚くほど泥くさいところにある。
私が回している、たった4つのループ
私がやっていることは、拍子抜けするほど単純だ。
この4つを、ぐるぐる回しているだけだ。
①手を動かす前に、面倒くさいこと・自動化できそうなことを「言葉にする」。
これが起点で、正直ここが全体の8割だと思っている。
というより、この"骨子づくり=言語化"こそが、いちばん大事な工程だ。
「毎朝この転記が地味に面倒」「この確認作業、いつも同じことをやっている」——頭の中のモヤっとした面倒くささを、他人に説明できる言葉にする。
ここさえ固まれば、もう仕事の大半は終わったようなものだ。
②その言葉を、Claude CodeやCodexに渡して、とりあえず作ってもらう。
完璧な仕様書はいらない。
「こういう面倒があって、これをこう楽にしたい」と伝えて、まず形にする。
一人で「作れるかな」と悩んでいた時間が、驚くほど短く済む。
③できたものを、自分で使ってみる。
頭で考えるのをやめて、実際に触る。
すると、机の上では見えなかった「ここが惜しい」「ここが使いにくい」が、すぐに出てくる。
④その不満を、また言葉にして、直す。
そしてまた使う。
①に戻る。
この地味な作業を納得がいくまで繰り返す。
ただそれだけだ。
①~④は、さほど難しくない。
しかし、セキュリティ問題。
ここはなかなか厄介だ。
少々、根気が必要かもしれない。
勝負は、手を動かす前に決まっている
4つのループと言ったが、正直に言えば、いちばん大事なのは断トツで最初の「言語化」だ。
手を動かす前の、この骨子づくりで、ほぼ勝負は決まっている。
ここがぼんやりしたまま作り始めると、あとの工程を何回まわしても、ぼんやりしたものしか出てこない。
なぜなら、作ること自体は、今やAIがめっぽう速いからだ。
手を動かす部分は、もう詰まりどころではない。
本当の難所は、その手前——「何が面倒なのか」「本当はどうなってほしいのか」を、きちんと言語化できるか?にある。
そしてそれは、毎日その作業にうんざりしている、あなたにしかわからない。
だから、うまく作れない時の問題点は、技術的な問題ではなく、骨子=言語化がまだ甘いだけだったりする。
裏を返せば、面倒をきちんと言葉にできる人は、その時点でもう、AIをちゃんと使いこなせるのだ。
クライアントワークなら、ここに“自分ごと”を落とし込む
これが自分のためのツールなら、自分が使って直せばいい。
でも、お客さんのために作るとき、このループにもう一段、大事な要素が加わる。
実体験(お客様の声)と、想像力(自分ごととして考えること)だ。
お客さんの「ここが不便で」という生の声は、何よりのヒントになる。
それを言葉にして、作って、また声を聞いて直す。
でも、声を聞くだけでは足りない場面もある。
そういうときは、「もし自分がこのお客さんだったら」と、徹底的に自分ごととして想像する。
他人事のまま作ったものは、どこか薄い仕上がりになってしまう。
逆に、自分がその立場だったらどう感じるかを本気で想像して作り込んだものは、相手の問題解決の助けになる。
声と想像力、この両方を燃料にして、改善を回していく。
AIに任せること、自分が手放さないこと
だから、私の中での役割分担はこうだ。
作業はAIに任せる。
でも、「何が面倒か」を見つけることと、「自分ごととして想像すること」は、絶対に手放さない。
言語化と、自分ごと化。
この二つは、AIにはできない、人の仕事の芯だと思っている。
ここさえ握っていれば、あとの面倒な作業部分は、どんどんAIに渡してかまわない。
すべてを自分で抱え込む必要も、すべてをAIに丸投げする必要もない。
その真ん中に、いちばん気持ちのいい働き方がある。
正解を待つのではなく、小さく作って、使って、直す
AIとの付き合い方に、大正解はいらない。
面倒くさいことを言葉にして、とりあえず作って、使って、直す。
うまくいかなければ、また言葉にし直す。
この地味なループを回せる人を目指す。
スタートはこれでいいと思う。
誰かが「正しい使い方」を教えてくれるのを待つ必要はない。
自分の面倒くささから始めて、自分の手で仕組みを育てる。
それは、誰の許可もいらない。
だから今、私もこうして、面倒事を言葉にしては作り、使っては直しながら、AI-sozoを育てている。
あなたの毎日にも、「言葉にすれば、AIに任せられる面倒」がきっと眠っている。
まずは無料のセルフ診断で、その最初の一つを見つけてみてほしい。
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