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「AIなら自動化できる」と聞くたびに焦っていた——自動化は、"作る過程"ではなく"作ったあと"にあった
「AIで自動化」この言葉を聞くたびに、私はなぜか、少し焦っていた。
まだ自動化できていない自分が、どこか遅れているような気がして。
そんな焦り、身に覚えはないだろうか。
今日は、その焦りとちゃんと向き合って気づいたことを書きたい。
「私、AIの使い方を間違ってる?」と思った
正直に打ち明けよう。
先週、私はずっと焦っていた。
私は、AIチャットボットという商品を、AI(Claude Code)の力を借りて作っていた。
すぐには仕上がらない。
時間もかかるし、AIと何度もやり取りをした。
「全自動で、ぐるぐる回る」なんて感じは、まるでなかった。
それで、ふと不安になったのだ。
「あれ? これ、私、AIの使い方を間違えているんじゃないか?」と。
自動化は、"作っている最中"ではなく、"作ったあと"にあった
でも、落ち着いて考えてみて、腑に落ちたことがある。
少なくとも私の場合、自動化の"本番"は、作っている最中ではなく、作ったあとにあった。
私の作っているAIチャットボットは、一度お客さまに納品してしまえば、あとは自動で回る。
売れた後、私がすることは、ほとんど何もない。
それも、自動化だ。
もちろん、SNSでは「AIが全自動で開発してくれる」という話も、よく見かける。
実際、AIがコードを書く力はすごいし、簡単なものやデモなら、ほとんど手をかけずに形になる。
そこは誇張ではない。
でも、"お金をいただいて人に売る商品"を、安心して納品できる品質まで仕上げるとなると、話は別だと感じた。
私の場合、作る過程では、AIと何度もやり取りし、判断し、確認し、直して……と、非常に手がかかった。
ここを全自動で済ませられるほど、現実は甘くなかった、というのが正直なところだ。
でも、それでいい。
作る過程に手がかかるのは、"本物を売る"なら当たり前のことだから。
自動化は、その先——完成した仕組みのところに、置けばいい。
だから、焦る必要は、まったくなかったのだ。
あえて、"AIが動きやすい環境"を選んだ
もうひとつ、私は意識的な選択をしている。
実は、ホームページを作るだけなら、私は自分でHTMLやCSSを書けるので、手を動かしたほうがずっと速い。
それでも今回は、"AIが動きやすい環境"のほうを、あえて優先した。
VercelやNext.jsといった、今どきの環境だ。
ひとつの実験でもあった。
正直に言うと、ホームページを作ること自体は、やっぱり自分の手のほうが速かった。
でも、アプリ(AIチャットボット)は、まったく違った。
私は非エンジニアだから、これは絶対に、自分ひとりでは作れない。
それが、Claude Codeのおかげで、完成した。
「AIが動きやすい環境を選ぶ」という一見遠回りの判断は、"自分では作れなかったものを、形にする"というところで、ちゃんと効いていた。
何を得て、何を手放すか——意識的な選択だったのだ。
あえて、"お客さま自身が直せる"ように作った
そして、チャットボットの設計そのものでも、私は「自動化しない」判断をしている。
私は、お客さま一人ひとりに専用のダッシュボードを提供し、かなりの部分を、お客さま自身で直せるようにした。
なぜか。
たとえば、アイコンの色をほんの少し変えたいだけ。
それなのに、制作会社に依頼して、担当者の返事を待って、「この色で」「こうですか?」「もう少しこんな感じで」……このやり取りが、正直、面倒だ。
お客さまに、そんな手間をかけさせたくなかった。
だから、ちょっとした修正は、誰かを待たずに自分でできるようにした。
もちろん、「自分ではやりたくない」というお客さまは、そのダッシュボードごと、いつもの制作会社に渡してしまえばいい。
「変更はぜんぶ、こちらでやります」と言うほうが、かっこよく聞こえるかもしれない。
でも私は、あえてそうしなかった。
全部を自分(制作者)が抱えるより、お客さまが自分で直せるようにするほうが、結局速い。
これも、りっぱな「自動化しない」という判断だ。
自動化は、目的ではなく手段だ
こうして焦りが晴れて、思う。
大事なのは「何を自動化するか」と同じくらい、「何を自動化しないか」、そして「自動化を"どこに"置くか」を、選択することだ。
作る過程は、手作業でいい。
自動化は、その先に置けばいい。
全部をAIに任せるのが、正解なわけではない。
何を自動化して、何を自分やお客さまの手に残すか。
その線引きは、人によって違う。
まずは無料のセルフ診断で、自分の場合はどこからなのかを整理してみてほしい。
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