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AIで作った商品を"売る"には、実装だけでは足りなかった——Stripe決済で問われた4つのセキュリティ

AIで作った商品を"売る"には、実装だけでは足りなかった——Stripe決済で問われた4つのセキュリティ

AIを使えば、サービスを形にすること自体は、もう驚くほど簡単になった。
でも、それを「販売するステージ」になったときに、障壁が現れることがある。
私の場合は、自分のAIチャットボットをStripeで販売しようとして、この壁にぶつかった。
作るのがゴールだと思っていたら、本当のスタートは、そこからだったのだ。

「作れた」と「売れる」は、別のことだった

Stripeで決済を導入しようと申し込むと、日本のクレジット取引セキュリティ対策協議会が定める、必須の申告書が出てきた。
そこに並んでいたのは、商品そのものに実装すべきセキュリティ項目だった。
お客さんのカード情報とお金を預かる以上、当然といえば当然だ。
正直、最初は少しひるんだ。
でも、大丈夫。
心強いパートナー=AIがついている。

ここからは、私が実際に対応した4つのセキュリティ項目について、順番に紹介したい。

1. 管理画面に、鍵をかける

管理画面は、いわばお店のバックヤードだ。
ここに誰でも入れる状態は、さすがに危ない。
そこで、決まった人しか入れないように、アクセス制限(IP制限やBasic認証)をかけた。
表からは見えない場所こそ、まず守る。

2. ログインを、二重の鍵にする

パスワードは、漏れてしまえばそれで終わりだ。
だから管理者のログインに、二段階認証(TOTP)を足した。
スマホの認証アプリで、もうひとつの鍵をかけるイメージだ。
ひと手間だが、この一手間が効く。

3. 何度も試させない

パスワードを機械的に何度も打ち込んで突破しようとする攻撃がある。
それを防ぐために、ログインに一定回数(私の場合は10回)失敗したら、一時的にロックがかかるようにした。
しつこいノックには、ドアごと閉じる。

4. 弱点を、定期的に点検する

使っているプログラムに、既知の弱点(脆弱性)が潜んでいないかを点検する仕組みも入れた。
実際に点検を走らせてみたら、脆弱性が5件見つかった。
正直、ヒヤッとした。
すぐに修正したが、これは一度きりではなく、今後も定期的に実施することだ。
私の場合は、スケジュール機能で定期的に点検を実行させる機能を実装した。
「知らなかった」では、済まされない最重要ポイントでもある。

作ることと、売ることのあいだにある溝

この4つを対応を終えて感じたことがある。
AIのおかげで「作る」ことのハードルは、確かに劇的に下がった。
でも、「お金をもらって売る」には、作るのとは別の責任がついてくる。
その責任は、AIが肩代わりしてくれるものではなく、事業をやる自分自身が引き受けるものだ。
面倒に見えるこの手続きは、裏を返せば「お客さんのお金と情報を、きちんと預かる」という約束でもある。

作ることと、売ること。
その間には、思っていたより深い溝がある。
でも、渡ってはじめて、胸を張って「どうぞ使ってください」と言えるのだと思う。

もし「自分のサービスにもAIを組み込みたい、でも何から手をつければいいか分からない」と迷っているなら、まずは無料のAI活用セルフ診断から始めてみてほしい。

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